ガザの停戦交渉が合意に達した要因について、イスラム組織「ハマス」の高官がANNの取材に応じ、アメリカのトランプ次期大統領の圧力が大きかったと明らかにしました。
「ハマス」高官 マフムード・マルダウィ氏 「ネタニヤフ首相は次期トランプ政権と衝突したくなかったし、怒りを買うのを避けたかったというのが現実だ」
停戦交渉の内情にも詳しいハマス高官のマルダウィ氏はイスラエルが合意した要因について、武器を供与するなど政治的・外交的に支援してきたバイデン政権とは異なり、トランプ次期大統領が「直接介入して同意するよう圧力をかけたためだ」と明らかにしました。
一方、ハマス側は満場一致で合意を承認したと強調しました。
「ハマス」高官 マフムード・マルダウィ氏 「我々はトランプ氏に対し戦争を終わらせるというメッセージを具体化し、パレスチナの人々に自分たちの土地の自決権を与え、平和が実現されることを望んでいる」
また、イスラエルがいまだに合意を承認していないことについては、「もはや言い逃れはできない」と非難しています。
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