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アメリカ大統領就任式間近 全米から抗議デモ… 緊張感高まる 日本の企業から懸念

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 アメリカの首都ワシントンは20日の大統領就任式を前に緊張感が高まっています。トランプ次期大統領が祝賀イベントに参加する一方、全米から集まった人たちがトランプ氏に抗議するデモを行いました。

■アメリカ大統領就任式間近 緊張高まる

 20日に行われる大統領就任式に出席するため、首都ワシントン近郊の国際空港に到着したトランプ氏。メラニア夫人や息子のバロン氏の姿もありました。その後、トランプ氏はメラニア夫人とともに大統領復帰を祝う花火を鑑賞しました。

 一方、就任式の会場となる議会議事堂の周辺では警備が強化されるなど準備が進んでいましたが、急きょ屋内で実施されることとなりました。

トランプ氏のSNS 「気温が記録的な低さになる可能性があり、参加者などが非常に危険な状態になるためだ」

 ワシントンでは当日の気温が氷点下10℃前後まで冷え込む予報です。本来であれば多くの観衆が集まるなか、議事堂前の屋外ステージで演説しますが、今回は議事堂内の広間で行われます。

 パレードも本来は車でワシントン市内を回りますが、今回はおよそ2万人が収容できる屋内競技場に変更となりました。

 現在、ワシントンではトランプ氏に反発する人たちによる大規模なデモが行われ、女性や移民、性的マイノリティーなどの権利を尊重するよう訴えています。

デモ参加者 「(大統領就任が)間近に迫っていて、ちょっと怖いです」 「彼は選ばれましたが、彼の政策は最悪です。国内を含め、世界中の人に彼が全員に認められているわけではないと知ってもらいたい」

 トランプ氏の大統領就任を不安視する声は、60%の関税が課されるとされている中国でも。浙江省にある世界最大の日用雑貨の卸売市場。東京ドーム30個分の広さに7万5000もの店舗があるとされ、世界中からバイヤーが訪れています。

玩具の卸売業者 「アメリカへの輸出は40から50%ほどです」 「(Q.トランプ政権で関税への心配は?)ええ、ありますよ。商売人ですから、関税は上がらない方がお互いにメリットがある」

 トランプ氏は大統領就任当日、新たな政府機関「対外歳入庁」を設置すると明らかにしていて、徴税を強化する狙いがあるとみられます。

 日本の経済にはどのような影響があるのでしょうか。帝国データバンクの調査によりますと、日本の企業の4割以上が「マイナスの影響がある」と回答していることが分かりました。多くの企業が不透明感を持っていることがうかがえるとしています。

 トランプ氏の若き日を描いた映画「アプレンティス」。20年にわたってトランプ氏を取材してきた政治ジャーナリストのガブリエル・シャーマン氏が脚本を務めました。

脚本 ガブリエル・シャーマン氏 「映画は実際の人物と出来事を基にしており、主要なストーリーはすべて歴史的に確かな証拠に基づいています」

 間近で見てきたシャーマン氏がみるトランプ次期大統領一番の懸念とは…。

脚本 ガブリエル・シャーマン氏 「一番はっきりしていることは、異議を唱える人が今回はいないことです。私の懸念はチェックアンドバランスが働かず、彼の問題ある考えを抑える手立てがないのではないかということです」

(C) CABLE NEWS NETWORK 2025

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