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文化財防火デーを前に小田原城で訓練 火災予防や貴重な資料の保護意識向上へ

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 文化財の火災予防や保護の意識を高めることを目的とした「文化財防火デー」を前に、神奈川県の小田原城で21日、消防訓練や避難訓練などが行われました。

 1月26日の「文化財防火デー」を前に、神奈川県小田原市のシンボル・小田原城では高さおよそ40メートルの天守閣から火が出たとの想定で、消防車やはしご車4台が出動する訓練をしました。

 はしご車のはしごを天守近くまで伸ばして取り残された人を救助する訓練や放水訓練のほか、城の内部の展示室では、観光協会職員による初期消火訓練や来場者の避難訓練なども行われました。

訓練に参加した観光客 「いざこういう場面になったら動けないと思うので、練習しておくのは必要なんじゃないかと思いました」

 現在の小田原城には、神奈川県指定の文化財や小田原市指定の貴重な歴史資料などが収蔵されています。

小田原城天守閣館長 諏訪間順さん 「天守閣の中には、天守の模型を始めとする古文書とか、たくさんの文化財が保管されています。大勢のお客さんが来る施設ですので、火災があった時に安全に速やかに救助する、あるいは文化財を救出する、そういったことが大事になると思います」

 小田原城には小田原市にまつわる文化財が保存展示され、年間60万人ほどの観光客が訪れています。

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