自民党の茂木派が政治資金規正法に基づく政治団体の解散届を総務省に提出し、解散しました。自民党の派閥で正式に解散したのは旧岸田派、旧森山派に続いて3例目です。
自民党の茂木前幹事長が会長を務める「平成研究会」は、去年4月に政治団体としての届け出を取り下げる方針を決めていました。
関係者によりますと、派閥の会計処理などの作業が終わり、去年12月27日付で正式に解散したということです。
平成研究会は田中角栄元総理大臣が率いた旧田中派が起源で、竹下元総理が創設した「経世会」の流れをくみ、小渕元総理や橋本元総理を輩出しました。
自民党の派閥の裏金事件を巡っては、安倍派や二階派も解散の手続きを進めていて、派閥として実際に活動を続けているのは麻生派だけです。