去年1年間で倒産や廃業した医療機関の数が2000年以降、最多だったことが帝国データバンクの調査で分かりました。病院団体は緊急的な財政支援などを厚労大臣に求めました。
「日本病院会」などは福岡資麿厚労大臣と面会し、半数以上の一般病院が赤字になっているとして緊急的な財政支援措置などを求めました。
帝国データバンクによりますと、去年1年間に倒産や廃業した全国の医療機関は合わせて786件に上り、2000年以降で最多となっています。
日本医療法人協会 太田圭洋副会長 「とにかく今、病院の経営が非常に危機的な状況になっている。本当に地域の医療の破綻につながってしまうというぐらい、我々、危機感を持っております」
病院の経営危機は物価高騰に対し診療報酬の改定が追い付いていないことや、医薬品の費用が上がっていることなどが原因ということです。