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【SDGs】「水素で中東平和を」大学生の提言

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 テレビ朝日では「未来をここから」プロジェクトの一環で気候変動問題などSDGs企画をお伝えします。24日のテーマは「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」です。日本の水素技術で中東地域の平和に貢献したいと訴える大学生を取材しました。

 東京大学で経済を学んでいる小倉朋子さん(21)。サウジアラビアなどの中東諸国が化石燃料からの脱却をはかるなか、日本が推進するクリーンエネルギー、水素で協力を深め、平和外交につなげる。そんな思いを外務省主催のスピーチコンテストでぶつけることにしました。

 中東平和への思い、その背景には…。

東京大学4年 小倉朋子さん 「難民支援の活動でシリアの難民の方と出会ったことかなと思います」

 紛争が続くシリアから日本に逃れてきた学生と交流を重ね、支援してきました。

東京大学4年 小倉朋子さん 「(シリア難民の学生が)現地の状況を話している時にその子が泣いているのを見て、本当に大変な思いをしてきたんだなと」 「(Q.何かできることはないかとか、どんなことを感じたのかな)私たちと変わらない普通の人が住んでいるのに大変な状況に置かれていることに危機感を覚えました」

 その経験から、紛争のリスクを減らすために経済の安定に貢献したいと考えました。

 そして挑んだスピーチコンテスト。

東京大学4年 小倉朋子さん 「中東の気候変動対策と連携し日本の気候変動対策に取り組む姿をアピールすることによって海外からの支持を得たいと考えています」

 57人が応募したなか…説得力ある提案が評価され、最優秀賞に輝きました。

東京大学4年 小倉朋子さん 「日本が中東の脱炭素化に伴う産業の多角化に貢献することができれば、今後の紛争も避けられるのではないかと思っています」

 友人たちとの議論も非常に白熱していて若い世代の頼もしさを感じました。小倉さんは4月からは金融機関で働くそうで、今後は金融・投資というツールを使って国際貢献をしたいと話していました。

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