思い出の場所がまた一つなくなります。「新宿ミロード」が16日に幕を下ろします。
16日は“涙雨”となりました。
東京・新宿駅に直結する人気の商業施設「新宿ミロード」。バブル景気直前の1984年に「ヤングの情報発信基地」をコンセプトに16歳から25歳をターゲットとして開業しました。
新宿駅西口と南口をつなぐオープンモール「モザイク通り」は雑貨店やカフェが連なり、多くの若者でにぎわいました。
多くの人が“青春”や“思い出”が詰まった場所に別れを惜しみました。
57歳女性 「思い出がありすぎて」
20歳で社会人になって37年、大人になり母になりました。
57歳女性 「結婚して子どもができてからも、娘といつも買い物に来る場所」
新宿ミロードは時代ごとにファッションを映し出してきました。ミロードの「フィナーレ動画」ではおよそ40年のファッションを再現しています。
1980年代のアイドル風の髪型やポケベルのようなものを見る女性、2020年代はコロナ禍のマスクでしょうか。
40代女性 「学生のころから来て、渋谷のギャルにも原宿系の原宿にもいけなかった私が来られた場所だったので、なくなるのはすごく寂しい」
今後、周辺は巨大な複合施設になる計画だということです。