アメリカのトランプ大統領が新たな駐日大使として指名した実業家のジョージ・グラス氏が上院で正式に承認されました。
アメリカの議会上院は8日の本会議で、ジョージ・グラス氏を駐日大使に起用する案について、賛成66票、反対32票の賛成多数で承認しました。
これにより、グラス氏の正式な就任が決まりました。
グラス氏はトランプ氏の大口献金者として知られていて、1期目のトランプ政権では駐ポルトガル大使を3年以上務めました。
ジョージ・グラス氏 「日本と関税や対日貿易赤字の削減で厳しい交渉をするだろう。地域の防衛、同盟、軍隊について日本の支援が引き続き強化されるようにする」
先月、上院の公聴会に出席したグラス氏は「日米は最強の同盟国だ」などと述べたほか、日本が防衛費を増額する方向性を維持することで日米の抑止力の向上を求めていく姿勢も示しています。
さらにグラス氏の長男家族が13年間、日本で暮らしていて、6歳の孫から「日本で、親切で思慮深く、むちのようにしなやかになることを教わった」と話すなど、日本に「個人的な思い」があることを明らかにしています。
画像:アメリカ上院外交委員会