商業捕鯨を行う「関鯨丸」は初めてオホーツク海でナガスクジラを捕獲しました。
「関鯨丸」は去年3月、73年ぶりに建造された国産の捕鯨母船です。
今月21日に山口県の下関港を出航し、日本海を経由して初めてオホーツク海へ向け出航しました。
24日にオホーツク海に入り、翌日の25日にナガスクジラ1頭を捕獲したということです。
大きさは体長18.6メートル、体重は36.6トンです。
ナガスクジラは現在、捕獲可能な鯨のなかで最も大型で、去年夏に水産庁が新たに捕獲を許可していました。
今年のナガスクジラの捕獲枠は60頭で、オホーツク海では25頭の捕獲を目指します。
5月下旬までこの海域で捕鯨を続け、6月に宮城の港に入港する予定です。
写真:共同船舶