アメリカのトランプ大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相の汚職事件を巡る裁判について、イスラム組織「ハマス」などとの交渉に支障をきたすとして、非難しました。
イスラエルのネタニヤフ首相は2019年、収賄などの罪で起訴されましたが、その後、イスラム組織「ハマス」との戦闘に対応するため、公判が延期されています。
トランプ大統領は28日、自身のSNSで、ネタニヤフ首相について「イランの核脅威を排除し偉大な成果をあげた」と擁護し、「何の根拠もない理由で法廷に立たされるのは許せない。政治的な魔女狩りだ」と主張しました。
また「アメリカは年間数十億ドルをイスラエルに費やしている」と強調し、ネタニヤフ首相の裁判は「イランとハマスの交渉に支障をきたす」と非難しました。
トランプ氏は27日、ガザ地区の状況について「来週中にも停戦が実現すると考える」と述べ、イスラエルとハマスとの停戦に期待感を示していました。