九州の今後の雨の見通しについて気象予報士の藤枝さんの解説です。
(藤枝知行気象予報士解説) 熊本県ではあと数時間は線状降水帯による集中豪雨が続く恐れがあります。
この時間も熊本県では線状降水帯が発生していて、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。
土砂災害の危険度を見ると、熊本県の天草市周辺や八代市周辺で、災害切迫を表す「黒」が見られます。
すでに災害が発生していますが、このあとも危険な状態が続きます。
今後の雨の予想です。夕方にかけてライン状の発達した雨雲が九州北部に流れ込みます。
12日昼までに予想される雨の量は長崎県で200ミリ、熊本県で120ミリですが、この雨が数時間で降る恐れがあります。
夜は雨が弱まりますが、過去には時間差で大規模な土砂災害が発生した事例もあります。
雨がやんでもしばらくは警戒を緩めないようにして下さい。