今後の雨の見通しについて、気象予報士の佐藤さんの解説です。
（佐藤圭一気象予報士解説） 九州南部では再び激しい雨が降り、さらに週末は日本海側でも危険な状況となる見込みです。
今回の記録的な大雨の原因は活発な前線です。7日、北陸付近に前線が掛かり石川県で線状降水帯が発生、そして8日、前線が南下したことにより鹿児島県に大雨特別警報が発表されました。
9日もこの危険な前線は九州南部付近に停滞、10日になると北上して九州北部など日本海側で警報級の大雨となる恐れがあります。
このあとの雨の予想です。8日の午後1時から動かします。昼すぎはいったん雨は弱まるものの、夜から活発な雨雲が九州南部に掛かり、9日朝にかけて激しく降る恐れがあります。
すでに被害が出たり、災害が逼迫（ひっぱく）するなかでのさらなる大雨です。安全な場所でお過ごし下さい。
その後、9日から10日にかけて前線が北上して九州北部や中国地方で警報級の大雨となります。
大雨災害が発生しやすい状況が続きます。土砂災害などに厳重に警戒して下さい。
