新見市で採取された新鉱物「アマテラス石」が、岡山市北区伊島町の「人と科学の未来館サイピア」で展示され、話題になっています。
2020年、新見市のアマチュア鉱物研究家の田邊満雄さんは、新見市の大佐山で見つけた翡翠に黒緑色の鉱物が含まれていることに気付いたということです。東京大学物性研究所などの研究チームの調査・研究により、新鉱物だと判明しました。化学組成・結晶構造のいずれにおいても新規のもので、国際鉱物学連合の新鉱物・命名・分類委員会によって新鉱物として承認されました。
「アマテラス」の名称は、神話の天照大神(あまてらすおおみかみ)にちなんだものです。
サイピアの岡成美学芸員は「ぜひ、じっくり観察して、鉱物や地学のおもしろさを感じてほしい」と話しています。