記録的な大雨となっている熊本県では、大雨特別警報が発表され、各地で被害が出ています。市街地の中心部などでも冠水がみられる熊本市から報告です。
(上月花梨アナウンサー報告) 熊本市内を流れる白川です。10日から断続的に雨が降り続いています。
橋脚を見てみると少し水位は下がっているように見えますが、川を見ると茶色く濁り、かなり流れが速いのが分かります。
10日から熊本市内を取材していますが、11日午前3時ごろ街の中心部に行ったところ、膝まで水位が上がっている所もあり、一番の繁華街の下通りアーケードにも水が入り込んでいました。
その周辺は地下に店がある所も多いですが、地下1階が水没していました。
2階の店を経営している人に話を聞いたところ、周辺の水位が上がって地下に水が流れ込むと一気に水没してしまったそうです。このまま水が引かないと帰れないので心配だと話していました。
この白川は2012年の九州北部豪雨を受け、堤防のかさ上げなどの改修が進められてきましたが、住民のなかには10日夜は心配で眠れなかったと話す人もいました。