4日から5日にかけて日本列島を横断した台風15号による影響で、静岡県内では竜巻とみられる突風などで27人がけがをしました。
警察などによりますと、5日午後1時ごろ、牧之原市で車が横転しているなど通報が相次ぎました。
市によりますと、建物の全壊が6棟、半壊が34棟、3人が重傷、20人が軽いけがをしたということです。
また、隣の吉田町でも住宅の窓が割れるなどの被害があり、けが人が1人確認されています。
さらに焼津市で40代男性が顔面を骨折したほか、浜松市では80代男性が水路に落ちたとの情報があり、消防などが捜索しています。
一方、茨城県でも突風によって車が横転しました。当時の映像には、駐車場にとめてあった1台が突風によって飛ばされた後に、近くにあったもう1台も宙に浮く様子が映っています。
午後1時半すぎ、日立市のJR大甕駅で「車が強風で横転している」と119番通報がありました。
警察などによりますと、突風の影響で、ワンボックスカーと軽自動車の合わせて2台が横転しました。
当時、車に人は乗っておらず、けがをした人はいないということです。