観音寺市は、公民権を回復する市民2人の手続きを失念した市職員を9月5日付で、戒告の懲戒処分にしました。
「戒告」の処分を受けたのは市民課の係長です。市によりますと、係長は過去に刑事罰を受けた市民2人について、2025年6月に公民権を回復する手続きを誤ってしていませんでした。6月までに刑の終了を知らせる通知書が届いていたものの、公民権回復の通知を係長が市の選挙管理委員会に誤って送っていなかったことが発覚、市はこの事案について8月に公表していました。
市民2人のうち1人は、7月の参議院選挙で期日前投票所を訪れましたが、選挙人名簿に「投票不可」と書かれていたため投票を断られたということです。市はこの係長が通知を失念したことが原因としていて、市民2人にはすでに謝罪したということです。
市はこのほかに、管理監督の立場にあった市民部長、市民課長、市民課長補佐に厳重注意および訓告の処分をしました。