アメリカのトランプ大統領が対ロ制裁に舵を切るなか、ロシアのプーチン大統領は核搭載可能な新兵器を誇示しました。
ロシア大統領府は26日、軍服姿のプーチン大統領が開発中の原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」の発射試験について、ゲラシモフ参謀総長から報告を受ける様子を公開しました。
発射試験は21日に実施され、約15時間、1万4000キロを飛行したとしています。
ゲラシモフ参謀総長は垂直方向などへの方向転換が可能でミサイル防衛システムを回避する能力の高さも証明したと強調しました。
アメリカを急きょ、訪問中のドミトリエフ大統領特別代表も26日、ブレベスニクミサイルの試験成功についてアメリカ側に伝えたとSNSに投稿しました。
トランプ大統領は27日、記者団に対して「駆け引きをしているのではない。プーチン大統領がやるべきなのはミサイル実験ではなく、戦争を終わらせることだ」と述べました。
