「犯罪被害者月間」が1日から始まりました。警視庁は事故などで親を亡くすなどした被害者の遺族らをサッカー・Jリーグルヴァンカップの決勝に招待しました。
国立競技場で行われたJリーグYBCルヴァンカップの決勝に招待されたのは、事故で親を亡くすなどした遺族ら11家族31人です。
試合観戦の前にはグラウンド見学も行われ、ゴールや選手たちが使うベンチで記念撮影するなどして楽しみました。
交通事故で家族を亡くした親子 「サッカーゴールの場所が近くで見られて楽しかったです」 「夫が亡くなってからは娘と2人で外出とかお出掛け、人が大勢集まる場所や家族連れがたくさん来る場所は行きづらくなってしまったんですけど、こういうふうに招待していただいて普段できない経験や体験を娘にさせてあげられたのはありがたかったです」
警察庁は犯罪被害者らへの理解を深めてもらうため、これまで「犯罪被害者週間」を設けてきましたが、支援の重要性などをより周知するため、今年度から期間を拡大し「月間」にしています。
警視庁 犯罪被害者支援室 金子浩丈支援官 「この期間を機に多くの人に被害者の置かれた状況や被害者支援の重要性について考えていただければと考えています」