今年10月、名古屋駅の近くで3人が車にはねられ死傷した事故で、車を運転していたとされる男は今月23日の初公判で起訴内容を認めました。
過失運転致死傷の罪に問われているのは名古屋市北区の無職・鳴海洋被告(71)です。
起訴状によりますと、鳴海被告は今年10月、名古屋駅近くの交差点で車を時速72キロから76キロで走行させ、青信号で横断歩道を渡っていた田中幸子さん(当時49)をはねて死亡させたほか、男女2人に重傷を負わせたとされています。
名古屋地裁で開かれた23日の初公判で、鳴海被告は起訴内容を認めました。
弁護側は鳴海被告に認知症などの疑いがあるとし、責任能力を争う姿勢を示しました。
検察側は冒頭陳述で現場にブレーキ痕がなかったことや車のブレーキが正常だったことを指摘しました。