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第101代警視総監 筒井洋樹氏「都民国民の意見をよく聞いてニーズにあった仕事を」

社会

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 警視庁トップの第101代警視総監に就任した筒井洋樹氏(56)がテレビ朝日の取材に応じ、筒井新総監は「都民国民の意見をよく聞いてニーズにあった仕事をしていきたい」などと強調しました。

 筒井新総監は警察庁警備局長をはじめ、警備・外事部門の要職のほか、京都府警や沖縄県警の本部長、警視庁人事課長などを歴任しました。

 また、アメリカの日本大使館での勤務経験もあります。

 警視総監就任直後の27日、テレビ朝日のインタビューに応じ、「都民国民の意見をよく聞いてニーズにあった仕事をしていきたい」などと強調しました。

 以下が記者との一問一答です。

(Q.首都・東京を管轄する警視庁は、全国警察を象徴するリーダー的な存在だが、そのトップである警視総監に就任することへの受け止めは?また、その役割をどう果たしていくのか?) 筒井総監:「受け止めという点で申しますと、4万6000人という日本最大の警察組織、国家的な政策責任もあります。また、全国警察のリーダー的な立場でもあります。そういう立場に就かせていただくことは、本当に光栄だと思いますし、本当に責任が重たいということで、身の引き締まる思いというのは本当に嘘いつわざる気持ちです。その役割をどう果たしていくかについては、都民国民の皆さんの信頼があって初めて成り立つのが警察活動です。まずはしっかりと仕事をすることによって信頼をいただくということと、都民国民の皆さんの意見をよく聞いて、そのニーズに合った仕事をすること。そのための方向性や基本方針みたいなものを示すのが私の役割かなと思っております」

(Q.そもそも警察庁を志望した理由は?) 筒井総監:「私も振り返ってみました。その1つに大学で法律を勉強していました。そのなかで『公のために仕事をしたい』という気持ちが芽生えてきたというのがあったと思います。そのうえでどのように公のために働くかと考えた際に、国家公務員あるいは検察官と思ったのですが、地方省庁の方が色々な犯罪の捜査だけではなく、行政的な施策とかもできるので、フィールドが広い印象がその時はあり、霞が関で働きたいなと思いました。また、官庁訪問した際に、お話を伺った先輩方から『いつまでも素朴な正義感に従って仕事ができる』というのを聞いた際に『自分なりに正義っていうものをずっと追及できる仕事』と思い、警察庁を志望しました」

(Q.これまでの警察人生で最も印象に残っている出来事とその理由は?) 筒井総監:「2015年に神奈川県警の刑事部長をしていた時に、老人ホームで入所していたご老人が3人連続して転落し、亡くなる事件がありました。捜査の結果、職員による突き落とし殺人事件でしたが、この事件が非常に印象に残っています。なぜかと言いますと、転落事件だったので物証が少なく、所内に防犯カメラもほとんどない難しい事件でした。どうしようかと考えた際に、神奈川県警刑事部長の前のポストが警察庁刑事企画課の刑事指導室長というポストでした。そこは取り調べの録音録画の法制審議会の議論に対応していました。なので、録音録画の取り調べのメリット、デメリットについて、ある程度知見がありました。任意の段階から取り調べの録音録画をしたらいいのではと思い提案をしました。その際は、法律上の義務ではなく、実際に録画録画をしたのですが、非常に迫真的な供述状況をとることができました。それがプラスになったということがあり、“霞が関での経験”が現場の仕事でいかせたという面もありますし、録音録画は必ずしも我々としては前向きではなく、警察捜査の障害になるのではと思っていた部分もあった中で、それでもやらなければならないという経緯でした。こういう制度改革に対応していけそうだという実感も得られた。そういう意味では、ほっとしたという気持ちもあったので印象に残っています」

(Q.大川原化工機事件の検証を実施した去年は警備局長をしている。その経験も踏まえ、警視総監としてどのような組織を作っていきたいか?) 筒井総監:「そのような事案を踏まえて痛感するのは、警察の仕事というのは、国民都民の信頼が土台になっていて、それなくしては警察活動は成り立たないなと思いました。なので、その都民国民の皆さんから信頼していただくためには、本当に基本に忠実に、真摯に、かつ都民国民の声などに耳を傾けてニーズをくみ取る。それを仕事に反映させて、何とか結果を出すということがすごく重要だなと思っています。ファインプレーじゃなくても、当たり前のことをきっちりやる。その当たり前のことをやる時には都民国民の皆さんが何を求めているかをよくくみ取ったうえでやる。そういうことが大事かなと思いますし、そういうことがやっていける組織にしたいと思います」

(Q.警視総監として特に力を入れたいことは?) 筒井総監:「まずは来月行われる衆議院選挙です。それと同時に匿名流動型犯罪グループの対策。特に、中枢人物の検挙に力を入れたいです。また、彼らが日本で本当に色々な違法なビジネスモデルを作り上げているので、それを解体することはやっていきたいと思っています。また、今後、都民の皆さんが不安に感じるような重大事件がこれから起こるかもしれないし、過去に起こった重要未解決事件もあるので、しっかりやっていきたいと思います。さらには人身安全、サイバー事案、交通事故対策、首都直下地震を含めた大規模災害など。こういったものに対するニーズも強いと思いますので、今の時点では上記のような内容が大事だと思っています」

(Q.警視庁4万6000人の職員をまとめるトップとして、大切にしたいことは何か?) 筒井総監:「人の意見を聞くことは大切ですが、警視庁4万6000人全員の意見を聞くことはなかなか難しいです。ただ偏りなく、色々な人から意見を聞くということは大事だし、意見が上がってきやすい環境を作るというのも大事だと思っています。なので『この人報告しにくいな』などと思われることのないようにしたいです。例えば、物事に一喜一憂しないとか、報告に来てくれる人には『ありがとう』と声を掛けるなど、小さいことですが心掛けたいなと思います。また、すごく単純なことなのですが、組織はトップが暗いと全体が暗くなるような気がします。前向きな姿勢とポジティブ思考を維持することで、職員の明るさや元気につながってくれればいいなと思います」

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