台風15号が異例の進路で夏休みを直撃です。茨城県か福島県に上陸すれば、いずれも初めてのことで、地元は警戒を強めています。
■台風15号あす上陸へ 警戒強まる
お盆休みに突入し、宮城県の海水浴場には家族連れの姿が多くありました。売店もにぎわっていますが…。
売店の店員 「あしたは遊泳も禁止。店も全部閉まる。今の時期、そういうのがメインなのでなくなると痛手」
その原因が、太平洋側から異例のルートで列島に迫る台風15号です。
七ヶ浜町観光協会 郷古明頌さん 「台風の影響下で風がしっかり強い。朝に比べ、徐々に強くなってきている」
多くの台風は偏西風に乗って西から東へと流れますが、今回の台風15号は高気圧と寒冷渦の影響を受け、北上中に進路を西へ。
いつもとは逆の東から西というルートで福島県か茨城県に上陸する可能性が高まっています。
統計史上、この2つの県に台風が上陸したことはありません。
大洗町民 「世界の気候が変わっている。油断していたので甘く見ないよう気を付けたい」
茨城県の海沿いに住む人は不安を抱えていました。
時間を追うごとに波や風は強まっています。大洗の象徴、太平洋に設置された鳥居にも白波が立ち始めました。
海沿いの観光施設では初めての上陸に備えています。
大洗美術館 榎本宇内代表 「東から茨城に真っすぐ来る台風は経験上初めてなので、怖い台風。東から来る台風の怖さは、沖から波を台風が持ってきてしまう。高波・高潮が起こりやすい。初めてなので一番怖いケースを想定して、あすは休館」
11日は臨時休館を決め、柵などが風に飛ばされないよう対応に追われていました。
観光客も困惑しています。
富山からの観光客 「日の出が見たいと思っていました。海から昇る日の出を見に来て。『あっちいけ、あっちいけ』と思っていたが、残念です」
台風が上陸したことがない福島県でも対策が進んでいます。
いわき市の港では多くの漁船が太いロープでつながれ、波に流されないようにしていました。
徐々に近付く台風15号。東北から関東は11日の午前中から雨が降り出し、上陸するのは夕方以降となる見込みです。