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西日本の猛暑は地球温暖化、台風の多さはエルニーニョの影響があったと分析 気象庁

社会

 気象庁の異常気象分析検討会は、西日本の記録的な暑さは地球温暖化の影響が、台風の発生数が過去3番目に多かったのはエルニーニョ現象の影響があったなどとする分析結果をまとめました。

 気象庁によりますと、西日本では7月下旬以降、最高気温が40℃以上の「酷暑日」が続出するなど厳しい暑さを繰り返し、夏の平均気温が過去3番目の高さになりました。

 この要因について異常気象分析検討会では、日本付近で偏西風が北寄りを流れ、西日本を中心に高気圧が長い期間留まったことを挙げました。

 また地球温暖化がなければ、この暑さは起こらなかったとする分析結果も示しました。

 一方で地球温暖化の影響を踏まえると、こうした記録的な暑さは「11年に1度発生する」としていて、検討会の中村会長は「極端にまれではなくなっている」と述べました。

異常気象分析検討会 中村尚会長 「これは11年に1度ぐらいのレベルの高温ということで、極端に稀ではない。ですから、逆に言うとこれだけ温暖化が進行してくると、今年のような循環の状態が実現すると結構な高温が実現し得る」

 また、南米のペルー沖の海水温が高くなる「エルニーニョ現象」は、海面水温が平年より2.5℃高く、過去最大クラスと指摘しました。

 検討会では、この夏の台風の発生数が17個になり、平年の11個を大きく上回って1951年の統計開始以降で3番目の多さになったことについて、エルニーニョ現象の強さが関連していると分析しています。

 また24時間の降水量が観測史上1位となった千葉豪雨は、上空の強い寒気や日中の雨による冷たい空気の層の形成、さらに日本の南側にあった巨大な低気圧「モンスーンジャイア」のふちに沿って湿った空気が流れ込んだことで、高さ15キロほどの巨大な積乱雲が次々と発生したことが要因だとしています。

 気象庁は日中に関東の内陸部で雨が降り冷やされた空気が広がる場所を予測できなかったとして、今回のデータを検証し、線状降水帯が発生する場所を予測する精度の向上につなげたい考えです。

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