岡山県の2つのJAは、コメ農家に対し出荷時に支払う概算金の算出を11月ごろまで見送ることにしました。コメ余りが見込まれ新米の販売価格が見通せないことが理由です。
「概算金」とはJAがコメを集荷する際、農家に支払うお金です。販売見込み価格などをもとにそれぞれのJAが設定していて、岡山では例年、8月下旬~10月上旬に決めています。
JAによりますと、主食用のコメの2027年6月の在庫は過去最大級の在庫過剰となる見通しです。
こうした中、JA岡山とJA晴れの国岡山は2026年度産のコメの販売価格の見通しが立たないとして「概算金」の算出を11月ごろまで見送ることにしました。
それまでの間、生産者には出荷時に60kg当たり一律1万200円の一時金を支払い、概算金が決まれば差額分を追加で支払うことにします。
この一時金はコメの生産でかかる費用の目安、いわゆる「コスト指標」の半分にも満たない金額です。
2つのJAは「生産継続に必要な所得の確保を最優先に考え、市場環境を見極めたうえで概算金を決めたい」としています。