テレビ朝日は「未来をここからプロジェクト」の一環で、SDGs企画をお伝えしています。今回のテーマは「住み続けられるまちづくりを」です。昔ながらの面影を残す北京の路地裏、この場所で、新たなまちづくりの取り組みが進んでいます。
■北京の路地裏 新たな取り組み
高層ビル群が立ち並ぶ中国の首都・北京。そのすぐ側には、700年以上の歴史を持つ「胡同(フートン)」と呼ばれる路地があります。
古い胡同を現代の暮らしに合わせて「生かす」新たな動きが広がっていました。
改修した胡同で暮らす女性 「子どもの頃は、家にトイレがありませんでした」
住環境の不便さが課題だった胡同。生活環境の改善に向け大規模な再開発が進み、2002年だけでおよそ7万4000世帯が移転。歴史ある胡同の街並みは徐々に姿を消しました。
その課題に20年以上向き合ってきたのが、建築家の青山周平さん。
建築家 青山周平さん 「快適な住宅・流行的な新しい建物が(20年前は)みんな興味があった」
古い建物を見直す動きが始まった2014年に胡同のリノベーションを手掛け、匠の技がたちまち話題となり、“リノベーションの魔術師”と呼ばれるほどに。
青山周平さん 「生活・場所・建物の記憶、どうやって残すかデザインの時に考える」
そして今、北京の街づくりそのものも大きく方向を変えています。
北京市は、今年1300件を超える都市の更新事業におよそ2兆円を投資すると発表しました。
24日、青山さんが新たにリノベーションを手掛けた、胡同のカフェでは…。
「胡同の中にあるので古いものと新しいものが衝突する感じがあって、すごく良い」
“壊して新しく造っていた時代”から“残して生かす時代”へ。
青山周平さん 「(胡同を)残していくために変えていくことが重要で、少しずつ更新することで逆にこの環境が残っていく。今の人たちが住みたい環境にしていく」