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写経でサービスアップ!?人気観光列車の乗務員が寺で研修 香川

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 サービスのレベルアップを目指します。JR四国の人気観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の乗務員が、総本山善通寺で研修を行いました。

 「四国まんなか千年ものがたり」では、車内で接客や観光案内を行う乗務員を「アテンダント」と呼んでいます。さらに真心を込めたおもてなしを身につけようと、9人のアテンダントが研修に参加しました。

 「四国まんなか千年ものがたり」は、土讃線の多度津と大歩危の間を走るJR四国の人気観光列車です。今年4月にデビュー1周年を迎えます。

 アテンダントが今回、研修を行うのは四国霊場、第75番札所総本山善通寺です。

 善通寺の歴史や文化を学び、実際に自分が体験したことを車内アナウンスに生かしてもらうのが目的です。まずは、境内の見学です。善通寺の五重塔は、日本で3番目に高いことなど、知らなかったことも多かったようです。

 次は、戒壇巡りです。真っ暗闇の中を壁伝いに歩くことで、心身を鍛え、自分を見つめなおすことができます。

(記事)  「こちらでは般若心経の写経の体験をしています。大事なことはほかごとを考えずに写経に没頭することです。」

 写経とは、仏教の経典を書き写すことです。無心で、ひたすら写経し、最後まで書き終えることが大切です。

(参加したアテンダントはー)  「改めて善通寺という場所を知れるというのは本当にいい機会になったと思います。また、写経をすることによって自分自身をもう一度見直すことができたかなと思います。」 「戒壇巡りが一番(印象に残りました)。暗闇の中、歩いて自分を落ち着かせるというか、極端に言えば自分を信じるしかないので、すごくいろいろ考えながら歩きました。」  「いつも決まりきったアナウンスだけだったので、きょう学んだ五重塔は昔は一般公開されていて、落書きが残っていたりとか、そういった親しみがある内容もお客様に伝えていきたいと思いました。」


(千年ものがたり企画室/蔦利次 室長)  「お客様に対してもちゃんと集中して、ひとりひとりお客様が違う、その方に喜んで旅をしてもらうことを届けていけたらいいかなと思います。」

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