狙いは高級ブランドです。岡山県と広島県にまたがるデニム生地の産地を、海外の高級ブランドに合同でPRしようという取り組みが行われました。
岡山県井原市でデニム生地を製造している「クロキ」の工場を訪れたのは、アメリカやフランスなどの高級ブランドのバイヤーです。 この取り組みは、生地メーカーが集まる倉敷市、井原市、広島県福山市のデニムを売り込もうとジェトロ岡山などが開きました。 取引する際は、環境面への配慮も重視されるということで、バイヤーたちは染色に使った水が浄化されている様子を確認していました。
(フランスのバイヤー) 「安心安全な企業の高品質な商品を使う機会は、もっと増えると思っています」
視察のあとは生地メーカーなど13社が参加し商談会が開かれました。バイヤーたちは、生地を手に取るなどして、真剣に商談していました。
(欧州デニムの第一人者/ティルマン・ヴレーベルさん) 「このような取り組みが、将来国際展示会や、専門家を日本に連れてくることにつながっていく第一歩になったのではないかと思います」