高松空港へのアクセスが向上します。香川県が1999年から取り組んできた空港連絡道路事業の目玉、国道、県道そして、ことでんの線路をまたぐ高架が3月、開通します。一足早く、渡ってきました。
(田嶌アナ) 「見てください。ここは空港連絡道路の高架の部分にあたります。この高架は564mもあって、一般道では香川県内一番長い高架橋なんです」
空港連絡道路は、高松西インターから高松空港までの9キロの道路です。このうち北側3キロの区間は1999年に着工し、2011年に側道が開通しました。そして今回、国道32号と県道、そしてことでん琴平線の線路をまたぐ高架が完成し、3月に開通します。北側区間全体の事業費は約157億円です。
(香川県道路課/奥村武課長補佐) 「空港と高速の西インターをつなぐことによりまして、この間のアクセス時間の短縮であるとか、定時性を確保していくということで」
これまで高松西インターから高松空港まで車で約15分かかっていましたが、高架の開通によって約13分と、2分間短縮します。
(地域住民はー) 「夢の架け橋のような感じですごい楽しい未来が見える」
一方、空港連絡道路の南側6キロの区間でも暫定的な整備が進んでいます。
(田嶌アナ) 「空港連絡道路の先は、一度左折してこちらの県道に出て、ここの交差点でもう一度左折する必要があったんですが、まっすぐに直線で結ぶ道路が今建設されています」
空港までの道のりを分かりやすくするため470mをバイパスで結びます。南側の区間では来年度以降、約145億円かけて2カ所で高架を建設するほか道路の拡幅などを行います。