交通渋滞の解消などを目的に、国や香川県は「高松環状道路」を整備する計画を進めています。四国地方整備局が区間の一部について3つのルート案を公表しました。
「高松環状道路」は、サンポート高松や高松空港、高松西インターチェンジなどを約40kmにわたって結ぶ高架の道路を整備する計画です。
このうち、高松市檀紙町から福岡町までの約10kmは、事業化に向けて国が検討を進める「評価対象区間」となっています。
この区間について、6日、四国地方整備局が3つのルート案を示しました。
1つ目は、さぬき浜街道や県道176号線を通るルートです。全線を新たに建設し、費用は2400億円から2700億円を見込んでいます。3つの案のうち、最も渋滞の緩和が期待できるということです。
2つ目は、峰山町付近に新たにトンネルを建設し、高松自動車道を一部活用するというものです。費用は2200億円から2500億円かかる予定です。
3つ目は、中央通りを高架化し、2つ目と同じく高松自動車道を一部活用します。こちらは、4600億円から4900億円が見込まれます。
今後、関係する自治体へのヒアリングなどを通して案を絞り、国土交通省に計画を提出するということです。