岡山県津山市の中国道で、落ちていたスペアタイヤが原因で親子2人が亡くなった事故を受けて、国土交通省は10月からトラックなどの大型車のスペアタイヤ点検を義務付けると発表しました。
去年10月、津山市の中国道上り線に落ちていたスペアタイヤに大型トレーラーが乗り上げ横転。道路脇に避難していた親子2人が巻き込まれ死亡しました。
事故の引き金となったスペアタイヤは、広島県の運送会社のトラックがタイヤを固定する器具ごと落としたことが分かっています。
この事故を受け国土交通省は27日、道路運送車両法に基づく自動車点検基準にトラックなど、8トンを超える大型車のスペアタイヤの点検を加えると発表しました。
10月1日から施行される新しい点検基準では、3カ月ごとにスパナや目視などでスペアタイヤやタイヤを固定する器具に、緩みや損傷がないかなどを点検することが義務付けられます。