今年10月、高速道路上に落ちていたスペアタイヤが原因で、母と娘が亡くなった事故を受け、岡山市のサービスエリアで積荷の点検を呼び掛ける啓発活動が行われました。
中国運輸局岡山運輸支局などが初めて行ったものです。 吉備サービスエリアでは、入ってきた大型トラックやトレーラーの運転手にチラシが入った袋を渡し、落下物は落とした人に責任があると伝えていました。そして、スペアタイヤを固定している部品にさびがないかなどを点検しました。
(トレーラー運転手は―) 「僕らの会社は全部、朝はひと周り点検と、後ろ(台車)は毎日変わるんで全部見て、足で蹴飛ばすくらいですけど。一応全部見ないと怖いところがあるんで。」
今年、岡山県の高速道路では、落下物による事故が121件起きていて、中国道では10月、道路上に落ちていたスペアタイヤが引き金となり、母と娘が亡くなる事故が起きています。 ネクスコ西日本によりますと、高速道路上の落下物はビニールや布のほか、自動車の部品、木材などが多いということです。