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脱落スペアタイヤが原因…岡山・中国道の母娘死亡事故から半年 立件に「壁」が

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 岡山県津山市の中国道に落ちていたスペアタイヤが原因で、親子2人が亡くなった事故から17日で半年です。現行の制度では、スペアタイヤに関する点検義務や違反制度がないことが捜査の壁となっています。

 去年10月、津山市の中国道上り線に落ちていたスペアタイヤに軽自動車が衝突して、動けなくなりました。軽自動車に乗っていた親子2人が道路脇に避難していましたが、同じスペアタイヤに乗り上げた大型トレーラーにはねられ死亡しました。

 事故の引き金となったスペアタイヤは、広島県に本社がある運送会社のトラックがタイヤを固定する器具ごと落としたことが分かっています。

 警察では、タイヤを落としたドライバーや運送会社の立件ををめざして捜査しています。  道路運送車両法では、大型車のスペアタイヤに関する点検義務がないことや、大型車の保安基準にスペアタイアは含まれておらず、捜査は難航しています。

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