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豪雨災害で風評被害 岡山・矢掛町でも観光客が減少…7月は前年の2~3割

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 西日本豪雨により、倉敷市では美観地区の観光に影響が出ていますが、倉敷市の隣にある岡山県矢掛町でも観光客の減少が問題になっています。

(記者) 「矢掛の宿場町では通りを歩く観光客はまばらです」

(倉敷市からの観光客は―) 「人が少ないですね」 「人が戻ってにぎやかになってほしいと思います」

 小田川が3カ所決壊した矢掛町では、住宅約250戸が全壊・半壊・一部損壊するなど被害を受けました。

 一方、歴史的な町並みを残す宿場町では、本陣、脇本陣など主要な観光施設は被害を免れました。ただ、矢掛町によると7月の観光客数は前年の2~3割にとどまっています。

 地元の銘菓・ゆべしなどをつくる江戸時代創業の会社では…

(佐藤玉雲堂/佐藤望さん) 「7月の豪雨災害以降、矢掛町でも観光に来ていただける方がばったりと少なくなってしまっています。だいたいなんですけど85%減というところです、売り上げ的には。観光需要の方がもう少し岡山県に戻ってきてくれたらなというのを期待はしています」

 一方、8月に入り、持ち直してきたという声もあります。

(矢掛町家交流館/佐藤公志 事業部長) 「7月の前半から28日ぐらいでしたか、台風が来ましたよね?あのへんまでは相当減ってましたけど8月になってだいぶ持ち直してきました。7割とかでしょうか」

 江戸時代の古民家を再生した旅館は…

(矢掛屋/女将 西野沙織さん) 「もう洪水の直後はほとんどキャンセルでした。8月に入ってから宿泊のほうはちょっとずつ戻ってきてる様子なんですが、まだまだ宴会のほうの予約はいただけてない状態です。矢掛に来て、いろんな飲食店もありますし、ここは宿屋なので宿泊していただけるとうれしいです」


 矢掛町では、今後、旅行会社が企画する団体ツアーについて補助金引き上げを検討するなど、観光需要の回復に取り組むということです。

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