村全体をホテルに見立てるアルベルギ・ディフージの協会が岡山市に設立されました。アジアで初めての設立です。
岡山商工会議所に設立されたのは、「アルベルギ・ディフージジャパン協会」です。アルベルギ・ディフージとは、日本語で分散型ホテルのことです。イタリアで始まったもので、過疎化した地域の空き家や伝統的な建物を宿泊施設にして観光客を呼び、地域を活性化する取り組みです。
日本では、古民家を旅館にした岡山県矢掛町の「矢掛屋」が江戸時代の宿場町の風景を活かしているとして、イタリアの本部から認証を受けています。
「アルベルギ・ディフージジャパン協会」では、「本物の歴史や文化が存在すること」や「住民がその文化を支えていること」などを基準に矢掛屋を含めて3つの施設を認証しました。
(アルベルギ・ディフージ・ジャパン協会/松田久 会長) 「過疎高齢化している町に雇用を生みこんで、若い人たちが戻ってくる。そういったイメージの展開を全国でしていきたいと思っています」