岡山理科大学の獣医学部新設を巡る問題で7日、運営する加計学園の加計孝太郎理事長が、初めて愛媛県今治市で会見しました。
(加計学園/加計孝太郎 理事長) 「10年に渡って15回申請書を出したわけですけど、5年経っても10年経ってもなかなか前に進まないと…ことを前に進めるためにあのような誤解を招くことを申し上げたということで」
獣医学部新設を巡っては、愛媛県の文書に「加計理事長と安倍総理が面談した」という記述が見つかりましたが、その後、加計学園が「県にうその報告をした」と説明していました。
その後、愛媛県議会は学園に説明責任を果たすよう求める決議を全会一致で採択していました。
加計理事長はうその報告をした理由について「担当者の勇み足」と表現した上で、改めて総理との面談を否定しました。
否定する根拠としては「覚えていないし記録にもない」と繰り返しました。
この問題を巡って加計学園は、6月に担当者である前の事務局長を減給処分とし、処分中であることを理由に7日の会見に出席させませんでした。
その上で、学園側は「当時の担当者ではないのでわからない」といったあいまいな説明を繰り返しました。