香川県善通寺市に住んでいた5歳の女の子が、転居先の東京で虐待死した事件を受けて、香川県と香川県警が連携を強化するための新たな協定を結びました。
香川県警察本部の武田博生活安全部長と、香川県子ども政策推進局の川池陽子局長が協定書に押印しました。
協定には、外傷やネグレクトなどが考えられる場合に児童相談所と警察が情報を共有することや、合同訓練を行うことなどが盛り込まれています。
香川県と香川県警は去年3月、情報共有のための協定結んでいました。 しかし、善通寺市に住んでいた船戸結愛ちゃんが今年3月、転居先の東京都目黒区で両親からの虐待で死亡した事件を受けて、協定の内容を見直しました。
新たな協定ではルールの徹底や連携強化をより明確にしています。
(香川県子ども女性相談センター/合田真知子所長) 「二度とこのようなこと(虐待死)が起こらないように、的確な対応につなげてまいりたいと思っているところでございます」
(香川県警本部少年課/垣見真博課長) 「この協定により(児相との)信頼関係がさらに構築されれば、緊密な連携となり、ルールの徹底がさらに図られる ものと考えております」