児童虐待を未然に防ごうと、香川県坂出市が地元の警察署と情報共有に関する協定を結びました。
坂出市の綾市長と坂出警察署の濱野署長が協定書に調印しました。
協定では、児童虐待に関する情報を共有し、対策について連携を図るなどとしています。
坂出市では去年、当時1歳5か月の長女を殴るなどして脳の損傷を負わせた罪で、父親が懲役4年の判決を受けました。この事件を巡っては、市民から坂出市に虐待の疑いがあると通報がありましたが、市は、警察や児童相談所に報告していませんでした。
(坂出市/綾宏 市長) 「今までは児相に相談する、警察に相談する、というこれは相談してもいいのかな、とかいろいろありました。それを今回、形態を変えまして、会えるまで行く、夜でも行く、そういうことを決めました」
香川県内の市や町が、警察署と児童虐待に関する協定を結ぶのは初めてです。