石垣復旧に向け、本格始動です。西日本豪雨や台風の大雨などの影響で大きく崩れた丸亀城の石垣周辺の安全を確保するための工事がスタートしました。
(記者) 「丸亀城の石垣の緊急対策工事が始まりました。石垣が一つずつグラウンドに運び込まれています」
「石垣の名城」とも呼ばれる丸亀城の石垣は、西日本豪雨や台風の大雨などの影響で城の南西部の石垣が大きく崩れました。
丸亀市が11月26日から始めた緊急対策工事では、これ以上「崩れ」が広がらないように、石垣の「裾」の部分におよそ400個の大型の土のうを設置します。
26日は、土のうの設置に支障があるため、グラウンドに落ちたおよそ50個の石垣の石を取り除きました。 27日までにグラウンドに落ちている石を取り除き、29日から土のうを設置する予定です。
(訪れた人はー) 「1日も早く元の姿に戻ってほしい」 「日々ここを歩いていて 崩れていくのを見るのはつらいです早く直ってほしい」
(丸亀市建設課/上甲育司さん) 「まずは応急対策を行なって、今後、1日も早く本格復旧に向けて取組んでいきたい」
丸亀市は、2018年度中に石垣の表面の排水処理工事や、崩落斜面の土が崩れないようにするための工事を行い、来年度から本格的な石垣の復旧工事をはじめる方針です。