去年の西日本豪雨などにより石垣が大きく崩れた丸亀城で、崩落した石垣の撤去作業が始まっています。現場が報道陣に公開されました。
丸亀城では、去年の西日本豪雨や台風の大雨などの影響で、城の南西部の石垣が大きく崩れています。丸亀市は、去年から緊急の対策工事を行っていますが、新たに崩落した石垣の本格的な撤去作業がはじまりました。
全体的に大きく滑り落ちている坤櫓跡の石垣などを、ひとつひとつ慎重にクレーンで取り除いていきます。このようにして571個の石を撤去したあと、モルタルを吹き付けたりワイヤーネットを張ったりして斜面を安定させます。 また、石垣の最大の敵である「雨水」による浸食を防ぐため、防水シートを張るなどの対策も合わせて行います。
(丸亀市都市整備部/谷口信夫 部長) 「順調に工事が進んでおると思っております。必ず梅雨までには、応急対策工事が完了すると思っております」