12日、香川県土庄町の海岸に無人の漁船が漂着し、行方不明になっていたこの船の持ち主の男性が、13日朝、遺体で見つかりました。
行方が分からなくなっていたのは、香川県土庄町の四海漁協に所属する須藤清人さん(52)です。須藤さんを探していた同じ漁協の組合員が、13日午前10時10分ごろ、土庄町沖の海底に沈んでいるのを見つけました。
須藤さんの船は12日午前7時すぎ、遺体が見つかった場所から4キロほど離れた千振島西側の海岸に無人で漂着しているところを発見されました。船尾部分は壊れていて、別の船のものとみられる塗料が付いていました。
須藤さんは、12日午前5時ごろには、底引き網漁をしているところを目撃されていました。そのため、小豆島海上保安署では、別の船が須藤さんの船に衝突し、そのまま逃げ去った可能性があるとして業務上過失往来危険の疑いで調べています。