四国電力が、老朽化で運転を止めている阿南発電所1号機と2号機を廃止することを決めました。
(四国電力/佐伯勇人 社長) 「今の需給状況であったり、これから補修して動かす可能性はないという判断をしたので、廃止をすることにした」
30日の定例会見で、佐伯社長が明らかにしました。
徳島県阿南市にある火力発電所、阿南発電所1号機と2号機の発電出力は合わせて34.5万キロワットです。ともに運転開始から50年以上経っていて、長期計画停止中です。
四国電力によると、設備の老朽化が進んで維持管理費用が増加していること、また、再稼働させてもその費用を回収できないことなどが主な理由です。そして、阿南発電所1号機と2号機を再稼働させなくても必要な供給力を確保できると説明しています。
(四国電力/佐伯勇人 社長) 「ここ2、3年かけて順次解体していく」