四国電力が今年4月から6月まで、第1四半期の連結決算を発表しました。伊方原発3号機が運転を止めている影響で厳しい収支となりました。
(四国電力/佐伯勇人 社長) 「営業損益は139億円悪化の47億円の損失。収支状況の改善を図るためにも、一日も早く仮処分命令を取り消していただきたい」
四国電力の第1四半期の売上高は、小売りや卸販売の電力量が減ったため、前年度比41億円減の1657億円でした。 一方、営業費用は、伊方原発3号機の停止や火力発電の燃料価格上昇の影響で、前年度比100億円増の1705億円でした。
伊方3号機について広島高裁が去年12月、運転差し止めの仮処分を決定し、稼働していません。運転差し止めをめぐって、高松高裁や広島地裁などでも訴訟が行われていて、見通しは不透明です。
31日の会見で佐伯社長は「伊方3号機の運転再開が経営基盤の安定化に不可欠だ」と訴えました。