劇作家の平田オリザさんが多文化共生社会について講演し、今後の日本社会では心情をくみ取る力が必要になると訴えました。
10日、岡山県早島町が開いた人権啓発シンポジウムで劇作家の平田オリザさんが講演しました。「新しい広場を作る」というテーマで異文化コミュニケーションや多文化共生社会について話しました。
(劇作家/平田オリザさん) 「日本はこれからもう1回高度経済成長をするわけではない。やっぱりどうしても痛みを分かち合っていかなきゃいけない。その時にリーダーが社会的弱者の言葉にできない痛みを切り捨てていってしまったら、社会が大きな断絶を生むことになる」
またパネルディスカッションでは、高齢者介護に演劇の手法を取り入れる菅原直樹さんや、生活介護事業所を運営する中野厚志さんらが登壇しました。
人権を大切にする社会をつくるため、障害のある人にとっての過ごしやすいまちについて議論を深めました。