田植えシーズンを迎えた岡山県津山市で、昔ながらの水車が回り心地よい音を響かせています。
水揚げ水車が涼やかな音を奏でながら忙しく働いているのは、津山市中島の用水路です。田植えを終えた田んぼで2基の水車が水をくみ上げ田んぼを潤しています。
この地区ではかつて7基が活躍していましたが、動力ポンプの普及とともに徐々に姿を消していき、今はこの2基だけになっています。
この地区に住む田んぼの持ち主の坂本藤四郎さんが、水車のある風景を守りたいと手作りしたもので、古くなるたびに作り変えてきました。
水車は辺りに水の音を響かせながら、美しい田園風景をより一層引き立てています。
この水揚げ水車は、稲穂が実る9月上旬まで回り続けます。