昨年の西日本豪雨で岡山県総社市のアルミ工場が爆発した事件で、農業共済組合が被害を受けた農家に支払った共済金を、工場を運営する会社に求める裁判が始まりました。
訴えを起こしたのは岡山県農業共済組合です。
訴状によりますと、昨年7月の西日本豪雨で総社市下原の朝日アルミ産業の工場が爆発し、組合と契約する農家6人の家屋などが被害を受けました。
これを受け組合は昨年9月以降、6人に対して合わせて5812万4121円の損害共済金を支払いました。組合は朝日アルミ産業に対して、農家に支払った損害共済金全額の賠償を求めています。
組合はこの他にも、11件に払った共済金合わせて約1億円を求める訴えを起こしています。