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西日本豪雨で小田川の堤防が決壊するなど大きな被害 真備町の被災者32人が国など提訴 岡山・倉敷市

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 2018年の西日本豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町の住民が15日、国などに対して損害賠償を求める訴えを起こしました。

(記者) 「新型コロナウイルス対策で原告団は間隔を空けて行進しています」

 岡山地裁に訴えを起こしたのは、倉敷市真備町の被災者32人です。国、岡山県、倉敷市、ダムを管理する中国電力に約6億4300万円の損害賠償を求めています。

 西日本豪雨で倉敷市の真備地区では小田川の堤防が決壊するなどして、地区の4分の1が浸水。4646棟が全壊し、51人が亡くなりました。

 原告は新成羽川ダムの事前放流量が十分でなかったこと、高梁川と小田川の付け替え工事の遅延などが被害の拡大につながったとしています。

(原告/加藤寛治さん) 「今までの人生がみんなパーになった。何であの時、こうしてくれなかったのかということが知りたい」

 国土交通省は「訴状が届いておらずコメントは差し控えさせていただきます」とコメントしています。

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