13日からお盆です。西日本豪雨の犠牲者の遺族も朝、墓参りに訪れました。
午前7時半、倉敷市真備町下二万の片岡恵美子さん(64)が金峯寺に訪れました。
片岡さんは親戚の片岡岩子さん(当時82)、勝義さん(当時55)、哲文さん(当時51)一家を西日本豪雨で亡くしました。
初盆を迎え、家の解体が進んだという報告をしました。岩子さん達の近くに住む恵美子さんも被災しましたが、今はリフォームが終わり、真備町に戻ってきています。
(片岡恵美子さん) 「逃げようやっていう余裕がもうなかったんですよ。切羽詰まってて。とにかく出て行くしかできなくてそれが1番心残り。地域のみんなと声掛け合って、安全に暮らしていけるようにということを見守ってほしいなと思っています」
倉敷市真備町川辺の源福寺です。
ここは昨年の豪雨で約300基の墓が、全て水に浸かりました。本堂も天井近くまで浸水し、今は修復中です。
真備町川辺に住む水川真一さん(70)は、息子の墓参りに来ました。
(水川真一さん) 「ここへすやがあったんです。あれが流されてねお墓自体は流されてはない」
昨年の豪雨で墓の横に建ててあった、「すや」が流されました。
(水川真一さん) 「ここへお墓をしてやらにゃおえんのですけど、なかなかね。今年中にはお墓をしてやろうかなおもよんです。みなさんがはよ帰ってきて前と同じようににぎわいを取り戻したい」