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「7月7日は忘れられない日」真備地区の寺で犠牲者を追悼する法要 短冊に込める祈りと願い 岡山・倉敷市〈西日本豪雨から5年〉

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 西日本豪雨から5年がたちました。豪雨の犠牲者の多くが7月7日に亡くなったことを受け、倉敷市真備地区の寺で犠牲者を追悼する法要が行われました。

 倉敷市真備町下二万の金峯寺で行われた法要には檀家約20人が参加しました。

 2018年の西日本豪雨で、岡山県では災害関連死を含めて95人が亡くなりました。金峯寺では檀家5人も犠牲になりました。以来、毎年七夕に追悼の祈りを捧げています。

 平松頼雄さんは西日本豪雨で母親を亡くしました。

(豪雨で母を亡くした/平松頼雄さん)
「毎年7月7日は忘れられない日になりますね。災害のない国になってほしいなと、今世界いろんな所で戦争をやっているので、早くなくなるように」

 片岡恵美子さんは親戚3人を亡くしました。

(豪雨で親戚3人を亡くした/片岡恵美子さん)
「大きな災害がどこの地でも起きないことを祈りたいと思います。お墓参りしてこっちへ来たんですけれども、平穏な暮らしが続くように見守ってくださいねという気持ちで」

 お経の後には、寺で清めた和歌山県の高野山の砂を、西日本豪雨で決壊した小田川にまきました。仏教で「土砂加持」と呼ばれ、犠牲になった人を供養しました。

(高野山真言宗 備中青年教師会/雲井智祥 会長)
「日本全国でいろんな所でこういう大きな災害が起こっております。西日本豪雨災害と言いましても、だんだんと皆さんの記憶から薄れていくことは仕方がないかなと思うんですけれども、それは我々、地元の者が、これをずっと続けていく、伝えていくということが責務だと思っておりますので、これからもずっと続けていければと」

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