中国の商標局に「香川小豆島」の商標登録が申請された問題で、小豆島の食品組合や香川県などが異議申し立てを行うことになりました。
(小豆島調理食品工業協同組合/谷本充 代表理事) 「9月10日の予定で、『香川小豆島』は中国でよく知られている地名であることを理由に、共同して異議を申し立てることを決定する」
中国の特許庁にあたる商標局に異議を申し立てるのは、小豆島調理食品工業協同組合など食品関係4団体と香川県、土庄町、小豆島町です。
香川県によりますと、中国大連市の個人が今年1月、麺類や調味料などの加工食品で「香川小豆島」という文字を商標として登録するよう中国の商標局に申請しました。 申請が認められると、中国で小豆島の商品を販売する際、支障が出る恐れがあります。
中国の商標局が今年6月、異議申し立てがないかを公告し、9月12日が締め切りでした。
異議を申し立てる団体の代表者らは、「日本の人口減少で将来的に中国への輸出拡大が予想されている。今後、小豆島という名前を使った申請が中国で起きないようにしたい」と話しました。