「渋滞」によるイライラ、時間のロス、なんとかならないものでしょうか。朝の通勤・通学や帰省ラッシュのときに困るのが「渋滞」。ちょっとした道路の改良工事で渋滞を緩和することができる場所もあるようです。
(記者リポート) 「午前8時過ぎの宮の原交差点です、車がズラーッと並んでいます、この渋滞は右折レーンの長さが原因のようです」
高松市春日町の宮の原交差点。 2本の県道が交差し、朝の通勤時間帯は特に北行きの車が混雑しますが、その原因は…
南から来る車の半数ほどが右折するため、右折レーンからはみ出てしまい直進する車が前に進めなくなるのです。 右折する車を左から追い抜いて直進レーンに入ろうとする車が何台も見られました。
19日、高松市で開かれた香川県渋滞対策協議会。
四国地方整備局や警察など道路や交通の管理者ら約30人が集まり、香川県の主な渋滞箇所の対策や今後の対応について話し合いました。
宮の原交差点は渋滞対策として「右折レーンを延ばす」という案が出ました。 それによって、右折する車も直進する車もスムーズに走ることができます。
高松市三条町の三条町交差点は2018年12月に東行きの右折レーンを30メートルから100メートルに延ばしました。 その結果、朝と夕方の時間の渋滞が減り約300人を対象に行ったウェブアンケートでは、半数の人が右折と直進がスムーズになったと答えました。
他にもこんな対策があります。 高松市福岡町にある福岡町1丁目交差点は、2018年4月に東と西行きの右折車線と右折信号を増設。 その結果、午前7時から午後7時まで行なった調査で渋滞は一度も発生しませんでした。
(香川河川国道事務所/檜田幸伸 所長) 「(渋滞対策は)道路管理者と交通を管理する県警2者が、特にタッグを組んで進めていく必要がある」