事故やイライラの解消につなげます。岡山市北区の国道53号の交差点で、22日夜、渋滞対策の工事が始まります。岡山市北区の国道53号津島京町交差点。国土交通省が進める「ピンポイント渋滞対策」の一環で、22日夜、工事が始まります。
(記者) 「現在朝の8時半です。右折のウィンカーを出している車が左折車線にはみ出しています。」
国道53号の津島京町交差点は、岡山インターの南2.5キロにある岡山市中心部と国道180号方面に分かれるT字路です。
現在、国道53号の岡山インター方面から国道180号方面に向かう上り車線の右折レーンは1車線のみで、朝や夕方の通勤時に特に混み合います。交差点での事故も年間、約10件起きていて、ほとんどが上り車線の追突事故です。
(岡山国道事務所 計画課/谷口雄一郎 課長) 「岡山インターから岡山市内に入ってくるメインの流れとなりますので、非常に多くの車があると事故も発生する可能性がありますし、渋滞によってスムーズに動けなくていらいらしてしまう。」
今回の工事では右折レーンを2車線に増やし、停止線を7メートル前に移動させます。右折レーンの総延長は、現在よりも63メートル長い178メートルになる予定です。
(岡山国道事務所 計画課/谷口雄一郎 課長) 「事故の減少にもつながりますし、渋滞緩和によってきちんとした流れができることにもなると考えております。」
工事は22日から2月28日までで、費用は約1000万円です。また、岡山国道事務所は、この交差点の市街地側にある津島交差点や岡大入口交差点など、渋滞対策が必要な市内の他の交差点についても工事を順次行う予定です。
(岡山国道事務所 計画課/谷口雄一郎 課長) 「裏道の方に迂回するような車も多くある。そういった車がきちんと幹線道路、国道の方に戻っていただけるんじゃないかなと期待をしています。」